| ⇒ 次のページ | |
|
Bugatti T39 Monthlery Touring Winner 1925 |
|
 |
|
 |
|
| 現代のＦ１やＧＴカーも含めて、今までに作られたレーシング･カーの中で最も美しく、また最も成功した車 − １９２０年代の後半に生産され活躍したブガッティ Ｔ３５ のことを、（少なくともこの車を知っている）人は皆、こう言います。このＴ３９は、Ｔ３５、Ｔ３５Ｔ、Ｔ３５Ｂ、Ｔ３５Ａ、Ｔ３５Ｃ 等と共に、共通設計のエンジンと同一のシャーシ、ボディをもつ Ｔ３５の車種に分類されます。各々、エンジンの排気量や、スーパーチャージャーの装着如何などが異なりますが、エンジン・フードの左サイド中央の小さな丸い穴、ラジエータの巾の差 などを除き、外観上の相違は殆どありません。外見上一番目立つフェンダーや、ライト、ウィンドウ･スクリーンなどは、この時代はみんな適当に付けたり外したり、取り替えたりしていたみたいですから、区分の基準にはなりません。その中でこのＴ３９だけは、他のＴ３５と比べて少し変わった外見をしています。 | |
 |
|
| Ｔ３９は、Ｔ３５シリーズの１．５リッター･モデルとして、１０台ほどが生産されました。 この車は、１９２５年７月、フランス モンレリー・ツーリングカー･レースでのコンスタンティーニのドライブによる優勝車ですが、ツーリングカー・レースのレギュレーションに合致させる為、サイドの高い二座ボディ、フル・ワイドのウィンドウ・スクリーン、バタフライが羽根を広げたような美しいフェンダー付きのボディに改造されたようです。５台のＴ３９が参加して上位四位までを独占したこのレースが、このタイプのデビュー･レースです。 |
|
 |
|
| ⇒ 次のページ | |
 Galleryへもどる Entrance |
