| ⇒ 次のページへ | ||
|
Jaguar XK120 Roadster 1948 |
||
 ® |
||
 |
||
| 戦前のジャガー・スポーツカーの名車、SS ジャガー 100 （この頃は、社名が ”SS”で、”ジャガー”はブランド名でした。”SS”では、ナチスを思わせるとのことで、1945年に会社名を”ジャガー”に変更します）の後継車として、1948年、”XK120”は発表されました。”XK”とは、戦前より開発がスタートしていた高性能エンジンの社内コード名から、また ”120”とは、ジャガー・スポーツモデルの伝統に従って、トップスピードが120マイルを越えたことから名付けられました（”SS100”も最高速度が100マイルに達するところから名付けられたものです − ホントはちょっと100mphに足りなかったみたいですが）。 | ||
 |
||
| XK エンジンは、直列6気筒に DOHC、3442cc.のキャパを持ち160HP / 5500rpm.の最高出力を発揮しました。このXKパワーユニットを搭載する XK120は、1948年10月、戦後初めて開催されることとなったロンドン・モーターショーのため、急遽 開発されましたが、その高性能と魅力的なスタイリングで大きな反響を呼びます（一番上の白黒写真がそのときのものです）。加えて、ライバルになると目されるアストンマーチンDB2の約半分という低価格は、ユーザーの注目を集めるに充分なものでした。この魅力的なスタイリングと低価格戦略は、戦前の同社最初のオリジナル･モデルである SS1/2 から続くジャガー伝統ののお家芸（？）だったのです。 | ||
 |
||
| 戦後初のロンドン・モーターショーのため急造されたXK120は、当初パブリシティーのための少量生産を目的としていました。しかし会社の予想を裏切り結局
6年間の間、12000台以上が市販されます。1954年に発表された発展型であるXK140も9000台、続いて1957年に出市されたXK150も9400台が販売されました。 その美しいスタイリングは別として、XKシリーズは、性能に比して相変わらぬ大きな価格メリットを保ち続けました（つまり安かった ― 当時は）。XK120は、その中でも優雅なシェイプという点で絶対的な評価を得ています。 |
||
| ⇒ 次のページへ | ||
| このクルマのガレージを見る → MY GARAGE (FUJIMI 1/24) |
||
| このクルマのレース・ヴァージョン、ルマン優勝車を見る → JAGUAR XK120C LE MANS 1953 (PADOCK, 1/43) |
||
 Galleryへもどる Entrance |
||
