|
Alfa Romeo 6C2500 SS |
|
 |
|
| 6C1750 や 8C2300 の生みの親であるヴィットリオ・ヤーノが、1937年にアルファロメオからランチアに移籍して、1939年に 8気筒シリーズの 8C が同社のラインナップから消え去った後も、市販車モデルである6気筒の 6C シリーズは健在でした。6Cシリーズは、1934年に 6C2300 にモデルチェンジしたあと、1939年に排気量 2443cc.の6C2500 に発展します。6C2500は、いろいろなヴァリエーションのモデルが開発されますが、第二次世界大戦後の1947年には、『フレッチア・ドーロ』、”金の矢”と呼ばれるセダンが発表されました。このモデルは、そのカブリオーレ・タイプのものです。 | |
 |
|
| 白とグリーンの美しいツー･トーンの塗装に、ダークグリーンの内装がとても上品なモデルです。アルミシールを使ったモールや、エッチングによる細部の表現が全体の印象を引き締めています。BBRの完成品は、美しい塗装で有名ですが、これも惚れ惚れとする出来上がり。半艶のインテリア塗装もいい感じです。こういうカラーのセンスは、なかなか出せないんですよね。 | |
 |
|
|---|---|
 |
|
| 6C2500 は、戦前戦後を通じ4半世紀に渡って生産が継続された 6C シリーズの中で、最も多い2594台が生産されました。ヤーノの最後の遺産であるこのモデルも、1952年に生産が中止され、ひとつの時代が過ぎ去っていきました。 | |
 |
|
 Gallery へもどる Entrance |
