緑龍館 別館
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Alfa Romeo 6C1750 GS Zagato 1930
BOSICA, 1/43, Metal
by Vincenzo Bosica
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スポーツカー、レーシングカー・メーカーとしての、アルファロメオの名声の基礎を築き上げた、イタリアの伝説的な設計者、ビットリオ・ヤーノは、1923年当時、アルファロメオのワークス・ドライバーであった エンツォ・フェラーリ(あの”フェラーリ”です)の誘いを受け、フィアットから同社に移籍しました。彼は、レーシングカーの名車、P2 を開発した後、1925年に市販車である 6C1500 を発表します(生産は1927年から)。この 6気筒1752cc.をもつ “6C1750Wは、その発展型として1929年に発表されました。“GS”は、グラン・スポルトの略です。
6C1750の前身である6C1500は、1928年 ミッレ・ミリアにおいて、アルファロメオに初めての勝利をもたらします。また、これはスーパーチャージド・エンジン搭載車による初めての勝利でもあり、これ以降 スーパーチャージャー興隆の契機となりました。翌々年の1930年には、この6C1750GSが、ヌヴォラーリの運転により優勝したのを始め、1,2,3位独占の快挙を成し遂げました。この軽やかなスパイダー・ボディは、勿論 ザガートの作です。
2259台が生産された 6C1750 は、1931年に8気筒シリーズの 8C2300にスポーツモデルとしての主役の座を明け渡しますが、6気筒のシリーズは、その後も市販車の主軸モデルとして 6C1900、6C2300に発展していきます。
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