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Parlor Pump Organ |
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| えーっと、これはプラモデルです。ドールハウス用のもので、アメリカのクライズンボン（？）と言う専門メーカーから出ている組立て式の普通のプラモデルです。 20年以上前、モデルアートに記事が紹介されたことがあって、早速当時、横浜のラッキーさんに行って他のテーブルとキャビネットと一緒に購入して来ました。今はもうラッキーさんでは扱っていません。作ったのも1981年3月とメモがありますから、随分経ってます。 |
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| モールドの彫刻や嵌め合いなど、プラモデルとして非常にいいキットです。このクラシックな造作も堪りません。嵌めこみ式の本当の鏡も付いており、鍵盤の蓋は可動式。下の写真はロールオーバーになっているので、カーサーを上にもってくると、蓋が開いて鍵盤が見えます。 塗装は、グンゼのラッカー系でダークアースやタンを基調に完全マットでかなり明るめに調色したものをベースに塗り、上からはエナメル系のイエロー掛ったライトブラウンやダークブラウンなど2,3色を薄く溶いた完全艶消しの塗料を、ウェザリングや墨入れの要領で木の感じを出しながら塗装した後に、エナメルまたはアクリル系のイエローが強いグロスのクリヤー・オレンジを薄〜く溶いて塗ったと記憶しています。ごく淡いほのかな艶に抑える為、クリヤーはかなり薄めました。この頃は、エアブラシを持っていなかったので、全て筆塗りです。我ながら結構よく 塗れました。出来上がりはプラモデルにはちょっと見えません。木製としては精密感がありすぎるため、これを見せるとみなさん、一体なんで出来てるんだと不思議がります。 |
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| 完成後20数年が経っており、上に薄く被せたクリヤラッカーもかなり跳んでしまい、実際年季の入ったアンティークそのもの（とぼくは思う）。鍵盤も最初は白だったのですが、今では完全に黄色掛った象牙色に退色して雰囲気もばっちりです。こういう色は出そうとしても出せません。写真では補正されて白味が強くなってしまってますが、これは写真より実物がいい作品。ふんふん。 | |
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