| Maserati 3500GT Touring Coupe 1957 BBR, 1/43, Resin |
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| レース活動にのみ専念し、あまり財政を省みることの無かったマセラティ社を、破綻の危機から何とか救ったのが、1957年に登場したこの豪華な大型高級グランツーリスモ『マセラティ 3500GT』です。レーシングカーである“300S”のツーリング･ヴァージョンともいえるこの“3500GT”は、アルミ合金製 3485㏄.のDOHC直列6気筒エンジンを搭載し（この排気量は、“350S”と同じです）、230hp/5500rpmの最高出力を発揮、1300kgに達する車体を最高速度220kmhで引っ張りました。 | ||
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| 2.6メートルのホイールベースに4.6メートルに達する全長を持つ2+2の大型車でありながらも、後部座席は子どもにもお勧めできないスペースしかありません。しかし長いノーズとバランスの取れたトゥーリング･ボディの美しいスタイリングは、ピニンファリーナ・ボディの『フェラーリ 250GT Tdf.』とともに、当時の双璧を成すものだと言えるでしょう。“250GT Tdf.”が1956年から59年までの4年間に80台あまりが生産されるに過ぎなかったのに対し、“3500GT”は、1964年までの8年間に2227台が生産され（そのうち、トゥーリング･クーペが1978台）、マセラティ社の社勢回復に大きな貢献を果たしました。 | ||
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| パワーアップ･ヴァージョンとして“450S”の5リッターV8エンジンを搭載した超弩級の“5000GT”が1959年に発表されましたが生産は極少数に留まっています。“5000GT”は350hp.、最高速度は270kmhに達したとか。6気筒モデルの後継車としては、やがて『ミストラル』や『セブリング』が続くことになります。 | ||
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 BBRによる初期型“3500GT クーペ”のモデルは、非常にハンサムなモデルです。特に深みのある青み掛かったメタリック･グリーンの塗装がとても魅力的。 |
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 引き物を使ったヘッドライト･リムやラジエターグリルなどの各所にふんだんに使われたエッチングパーツが、ラグジュアリー･カーの雰囲気を一層高めています。 |
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| もう一台の“3500GT”を見る → MASERATI 3500GT VIGNALE SPYDER 1959 ( REPLICARS, 1/43, "My Collection Gallery" ) |
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