| Maserati 250F Aintree BARC 200 1954 Winner driven by Stirling Moss Renaissance, 1/43, Resin by 田辺 進 (Romu Factory) 3/3 page |
||||||
| ← 前のページへ | → 最初のページへ | |||||
 |
||||||
|
||||||
| マセラティ発祥の地、ボローニャ市の紋章である海神ネプチューンの持つ三叉矛（トライデント）をデザインしたマセラーティのエンブレムがノーズのイエローによく映えます。『ルネッサンス』のレジン製であるこのキットは、ボディのプロポーションもよく、多量のエッチング･パーツが配されており、そのままでも素晴らしい仕上がりとなる名キット(自分では作ってないが、だと思う）。実車では美しい冷却フィンが鋳込まれた四輪のドラム･ブレーキも、エッチングとの組み合わせで精密な仕上がりとなり、このキットの見せ場のひとつです。リア･サスペンションのド・ディオン・チューブも再現され、フロント･サスペンションやリアの横置きリーフ･スプリングはエッチングを重ねて組み立てる構造になっているなど、ファンを泣かせる作りです。 サムネイルにカーサーを持っていくと（クリックしないで下さい）、大きな画像が見られます。 |
||||||
 |
||||||
|
||||||
| コックピット左脇に取り付けられた馬蹄型のものは、まさしく馬の蹄鉄。幸運のお守りです。 このキットは嬉しいことに、取扱説明書に実車のディテイル･カラー写真がいくつも紹介されています。そのままでも素晴らしいキットですが、田辺氏の手であちこちさりげなく手が入れられてあります。リア･ボディの燃料タンクは、キットではのっぺらですが、ここに打ち付けられたリベットは250Fの特徴でもあるので、穴を空け塗装とクリアーを掛けた後に、金属線が一本一本埋め込んであります。またリアのベルトもキットのモールドを削り取り、黒のラインテープに取り替えてあります。キットのモールドはシャープなのですが、それでも各部位のラインや数多いヴェントのスリットは全て一々彫り込んであるので、結構大変な作業だったと思います。 |
||||||
| ＜参考資料＞ SUPER CG Vol,15 & 16, 『マセラーティ250F＆300S』、二玄社 SUPERCAR CLASSICS VoL.2、『Trident Tested マセラティ250F』、企画室ネコ CAR MAGAZINE No.285、『スター誕生 −設計者が語るマセラティ250F誕生の時』、ネコ・パブリッシング WORLD CAR GUIDE 20 - MASERATI、ネコ・パブリッシング |
||||||
| ← 前のページへ | → 最初のページへ | |||||
 Gallery へもどる Entrance |
||||||
