| Bugatti T54 Chassis 1931 Full Scratch Built, 1/43, Metal and multi-materials by Alain Bouissou 1/3 page |
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| 1/43の中でも珍しいシャシー･モデルをご紹介します。ボディ・シェルを被せずにエンジンやシャシーのメカニズムをそのままさらけ出したフル･ディテイル･モデルをシャシー･モデルと呼んでいますが、フランスのブガッティ･モデル専門のモデル･アーティスト、アラン･ボワッソーの、この“T54”をはじめとするいくつかの作品以外に、やはりフランス人のクリスチャン･グゥエルによるいくつかのキット/完成品、またフランスのモデル･メーカー、CCC.にも『T41ロワイヤル』のシャシー･モデルがあります。ぼくが知る限りは、それで全部。この三者の共通事項が何だか分かりますか？三人ともフランス人だということ以外に、対象とされた車が、全てブガッティだということです。ブガッティというのは、シャシーだけでも人を強烈に惹き付ける魅力と美を兼ね備えた車なんですね。 | |
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| “T54”は、ブガッティ初のツイン・カム・エンジンを搭載した美しいグランド･ツアラー、“T50”のレーシング･ヴァージョンという位置づけになります。4972cc. 8気筒スーパー･チャージャー付きのパワーユニットは、高級ツーリング･カーである“T50”においてさえ、4000回転で200馬力以上の高出力を誇っていましたが、チューナップされたグランプリカーである“T54”においてその最高出力は、300馬力以上に達していました。しかしながら、｢パワー以外は完璧なグランプリカー｣と言われた“T35”に比べ、この『タイプ54』は猛烈に速いことは確かだけれども、また猛獣並みに扱いにくい車だったとも言われています。ちなみに排気量は5リッターに近いのですが、このモデルは一般的になぜか『4.9リッター･グランプリ･ブガッティ』と呼ばれています。 | |
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