| Bugatti T35C Touring 1928 Full Scratch Built, 1/43, Metal and multi-materials by Alain Bouissou 2/3 page |
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| アラン・ボワッソーは、20年以上の間、戦前のブガッティの43分の１ フル・スクラッチ・モデルのみを、専門に作り続けているフランスのモデラー、と言うより彼の作品を見ればクラフトマン、です。 全長わずか8cm余り、精密で繊細な手巻き時計のムーブメントを見るような彼の作品は、このサイズに拡大しても破綻がありません。フル･スクラッチ･モデルと言うのは、既存のキットの組立てではなく、図面引きから始めて、素材の選定・加工など、ゼロから全て手作業で作られたモデルのことです。 |
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| このサイズで隙間からエンジン・ユニットが垣間見えるスリットの開いたボンネット・ルーバーは、どうやって作られたのでしょう。恐らくエッチング製のボンネットに、ひとつひとつふくらみを打ち出して作ったものと思われますが、何たる技術。 またボワッソーはエアブラシを使わず、スプレイカンで塗装をするのだとか。塗装の層を薄くする為にプライマも使用しないとのこと。クリヤーの上掛けは、ウレタンではなくラッカーです。この繊細な作品に可動部分もあることから、塗装ラッカーの堅牢度を強化する為の氏なりの方法があるのでしょう。 |
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| とにかく、氏の作品は写真でもそうですが、実物はもっと繊細です（写真よりもずっと小さいですし）。まさに宝石をちりばめた工芸品のような出来。 | |
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