| Bugatti T35B Monaco G.P. 1929 Full Scratch Built, 1/43, Metal and multi-materials by Alain Bouissou 2/3 page |
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| 1924年に登場したブガッティ T35は、各地のレース場を席巻しながら改良を重ねて行きます。大型ブロワーを装着したT35Bは、2.3リッターのT35Tの発展型として1927年に登場したT35シリーズの最強ヴァージョンです。 8気筒SOHC 1991cc.のエンジン・ユニットを搭載したT35でしたが、T35Bでは排気量 2292cc.、最高出力も90馬力から130馬力にパワーアップされました。 |
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| ぼくは、ブガッティという車と模型を通じて知り合いになりました。 ｢歴史上、最も美しいグランプリ･カー｣と呼ばれるT35のミニチュアを目にしたとき、正直言って「豚の鼻」（！）とか最初は思ったのですが、何故かブガッティという車は、付き合えば付き合うほど惹かれ愛着が湧いてきます。今のところ、単一車種としてぼくの持っているキットの数もT35が一番多いですし、今年は次の対象として43分の1のT35を、二台いっぺんにまもなく製作を開始する予定です。 |
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| 明らかにブガッティには、人を惹きつけて止まないところがあります。 エットーレ･ブガッティ生前のごく初期の頃から、彼の作る車には盲目的なまでに熱狂的なファンが多く追従していたことは有名な話です。最初のブガッティ・オウナーズ・クラブは何と1929年にイギリスで設立されましたが、現在に至るまで世界各地にあるクラブの活発で内実のある活動は、他車クラシックカーのオウナーズ・クラブの活動と一線を画するほどの充実度を誇っているようです。また、ブガッティの権威、故 ヒュー・コンウェイのような人物の存在も、他の車種ではちょっと思い付きません。 模型の世界でも、クラシック・ブガッティに並々ならぬ傾倒を見せているクリスチャン･ゴウエルやMCM.、20年以上もの間、ひたすらブガッティのみを作り続けるこのモデルの製作者、アラン･ボワッソーなど、他の車種では考えられません。 しかし、その対象が “BUGATTI”となると、納得が出来てしまいます。 |
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