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Talbot Lago T26GS 1950 Le Mans Winner |
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| 第二次世界大戦後に再開された、二回目のルマン24時間レース優勝車です。.. この大会は、参加車数、参加国数から始まって、ルマンの歴史に いろいろな記録を残しました。この『タルボ･ラーゴ T26GS』の総走行距離も 3,465.120km とルマン史上最高（平均速度 144.380km/h）、最速ラップ（一周の平均速度）も初めて 100マイルを超える速度を叩き出しました（165.490km/h）。ドライバーのルイ・ロジェとジャン・ルイ・ロジェは父と子で、親子ドライバーの優勝も初めてでした。運転は、父親の休憩時間の40分間（20分間 としてある資料もあります）に息子のジャン･ルイがステアリングを握ったのを除き、何と23時間半を父親のルイが終始運転を続け、超人的なスタミナを見せつけました。父親は、その休憩時間にバナナを食べながらレースを見物していたとのこと。 |
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| このタルボ･ラーゴというフランスの自動車メーカーはちょっと込み入った経歴を持っています。タルボはもともと 純然たるイギリスの、1902年創立の伝統ある自動車メーカーでした（英国では、タルボット”Talbot”）。その後、イギリス系ではありますが、フランスの自動車メーカーである Darracq にテイクオーバーされ、続いて同じくイギリスの”Sunbeam”というメーカーもその傘下に収めますが、やがて経営が悪化して破産状態に陥ります。その時、1930年代の半ばでしたが、Antonio Lago という人物がつぶれる寸前のこの会社のフランス部門を引き取り、わずか5年ほどの間に素晴らしい手腕を発揮して、この会社を再建してしまいました。これは、1930年代の代表的な会社再建のサクセス･ストーリーであったとのことです。 | |
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| この“T26GS”は、第二次世界大戦後、間もなく登場したタルボ･ラーゴのグランプリ･カー、“T26C”を、ルマンのレギュレーションに従って2シーターに改造しフェンダーやライトを取り付けたものですが、それ以外の姿は、グランプリカーほぼそのまま。タルボ･ラーゴの有名な直列6気筒 4,483CC.のエンジンを積んでいます。 | |
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