| Talbot Lago T26 Record Cabriolet 1947 Heco Miniatures, 1/43, Resin |
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| 1930年代の半ば、経営不振に陥った “Talbot-Darracq-Sunbeam”社のフランス工場を引き受けたAnthony
Lagoは、見事な手腕で会社の業績を回復させ、スポーツカーやツーリング･カーへと生産車種のレンジを広げていきます。やがて、1942年から始めた直列6気筒のT26エンジンの開発は、彼のスポーツカーへの夢を実現させるのに充分であっただけでなく、戦後間もなく再開されたグランプリ･レースを席巻するに足るほどの、強力な結実を生むことになります。 戦後、フランスが戦争の傷跡を拭い去り、経済の回復に力を注ぐ中で、1946年、Anthony Lagoは早くも高性能なラグジュアリ・カーの製造に情熱を燃やし、2バルブ・シリンダー 直列6気筒の4,482cc. T26 エンジンを搭載した“Record”の生産を開始します。 |
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| “Record” は、1946年から1955年まで約750台が生産されました。その中にはフランス大統領の専用車として使われたものもあり、フィゴニ・エ・ファラシなどの専門コーチビルダーによる素晴らしいボディを架装したものも知られています。またその性能も、170bhp/4200rpm.のパワーで180kmのスピードに達し、高速での安定性を誇る長距離ツーリング･カーとしても愛されました。 『タルボ・ラーゴ T26』は、1950年 戦後再開 第2回目のルマン24時間レースで優勝した“T26GS”を始め、1948年から53年までフランスやベルギー、オランダ・グランプリなどで優秀な成績を残したグランプリ･カーとして知られていますが、実はロード・ゴーイング・カーである Record がそれに先行している訳です。これらシングル･シーターのレースカーは（ルマンカーはもちろん2シーターですが）、言わばRecordから派生した直系になり、最終的には280bhpまでそのパワーを高められました。 |
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| 深いグリーンに塗装されたこの『レコード・カブリオーレ』のモデルは、その美しい塗装に見事な仕上げなど、HECO ミニチュア いつもの通りの素晴らしいヴィンテージ･カー・モデルです。特にこのクラシックなグリーンの色調が堪りません。しかし、ダッシュボード･パネルもいつもの通りのステッカー貼りなのが、ちょっと興冷め。カブリオーレで目立つだけに、ここはもう少しなんとかして欲しいものです。塗装や仕上げがもう少し悪かったら、思い切って全部剥げ落として工作をし直そうか、なんて考えを弄ぶこともあるかも知れないけれど、いかんせん、（完成品の価格も高いけれど）塗装や仕上げが綺麗に決まりすぎているので、手を出したくない。キットが出ていたら、いいんですけれどね。HECOは、完成品のみ専門のメーカーです。 | ||
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