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Morgan Three Wheeler Super Sports 1935 |
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| 純英国のスポーツカー･メーカー、モーガンは驚くべき会社です。1910年の創業以来、現在の社主は3代目になるそうですが、90年を越える歴史の中で生産してるクルマは、ほぼふたつのシリーズのみ（他にも少しはあるみたいですが）。1935年から現在まで連綿と作り続けられている 『４/４』 と、V8 を搭載し1968年にデビューしたその強化版 『プラス８』が現在のシリーズですが、モーガンの基礎を築いたもうひとつのシリーズが、この モーガン･スリーホイーラーです。 | |
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| 『モーガン・トライクス』（｢バイク｣に対する｢トライク｣です）とも呼ばれるこのモデルは、1910年から1951年まで、正確な記録は無いみたいですが
4万台（！）近くが作られ、”MOG”や”MOGGY”の愛称で親しまれました。 MOGは、カースポーツは楽しみたいけれど、高いスポーツカーを買うお金が無いアマチュア・エンスージアストの若者に爆発的な人気を得ました。助手席のクルーに友人や家族を乗せレースに参加した小さなMOGは、楽しむためのクルマ、乗り潰すためのクルマでした。41年の長きに渡って純粋スポーツカーとしては膨大な数が作られたトライクスでしたが、その安価と壊れ易さにより みんな使い潰され、現在まで存命しているのは、2000台あまりに過ぎないと言います（従って現在はとてもとても高価になっていしまいました）。 |
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| はしご型フレームの端にオートバイのエンジンを載せ、クラッチとドライブシャフトでミッションに伝えられたパワーがチェーン・ドライブで後輪を駆動するシンプルな構造のMOGは、エンジンやイグニション、ギアボックス、ボディパネルなどをユーザーによって改造されチューンアップされ、ブルックランズやドニントン・パークなど各地のレーストラックだけではなく、地方の公道やヒルクライムで行なわれたレースに他のライトスポーツカーやサイドカーと混じって参戦し、記録を塗り替えモータースポーツの歴史を作ったのです。 | |
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