| HONDA MONKEY Z50M 1967 Scratch Built, 1/43 by 岸田慎一 |
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| 当初、ホンダの持つレジャーランド用の乗り物として開発されたモンキーは、輸出専用型モデルを経て、1967年、新しい市場を開拓するレジャー･バイクとして国内販売がスタートしました。可愛らしい燃料タンクと、折り畳み式のハンドルとシートを持つ全長1.15m、高さ79cmのモンキーは、49cc.のOHC単気筒 空冷4サイクル・エンジンを搭載して、軽快な走りを実現していました。 | |
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| 日本におけるスクラッチ・ビルダーの草分けの一人である岸田氏のこのZ50M モンキーは、全長わずか1インチ強（2.7cmくらい）のめちゃくちゃ可愛らしいモデルです。主要パーツは恐らくレジン･キャスト、ハンドルやフレームは洋白線や真鍮線を使っていると思いますが、この大きさでびっくりするような密度を備えています。 | |
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| 岸田氏の作るフル･スクラッチ・モデルは横浜のラッキーMK.IV で入手出来ますが、どれも可愛らしくて精密感の溢れるモデルです。ただその精密感は、工業製品の冷たいものではありません。人の手を感じさせる、暖かいほのぼのとした精密感です。氏のテクニックを持ってすれば、よりシャープな雰囲気の精密感を出すのに全く難は無いと思うのですが、このような表現方法を取っているのは、時間＝コスト・パーフォーマンスの結果ではなく、氏の模型に対するアプローチの姿勢、人柄なのでしょう。 | |
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| 何と言うか岸田氏の作品を見ると、どれも一編の童話を読むような味わいがあります。 | |
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| 昭和22年に初めて販売されたホンダ初の二輪車 『ホンダA型』と並べたところ。 → ホンダ A型 をみる。 |
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