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Ferrari 410 Super America tel 0761 Dr. Wax 1955 |
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| 第二次世界大戦後、まだ新興メーカーとしてスタート間もないフェラーリの１６６MMを駈って、戦後第一回目の1949年度ルマン24時間レースにおいて（22時間以上をひとりでステアリングを握り）優勝を勝ち取ったヒーロー、ルイジ・キネッティは、同時にアメリカに於けるフェラーリのインポーターでもありました。フェラーリは、創業当初から裕福なアメリカ市場に積極的な注目を注いでいたのです。モデル名にも『アメリカ』と名付けられた1950年代のフェラーリ 340 、342、375 アメリカの後を引き継ぎ、1955年、4960cc．V12、340馬力の 410 スーパーアメリカは発表されました。 | |
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| 1959年のシリーズ3まで、スーパーアメリカの生産台数は、それぞれ10台単位とごく少数ですが、それは当時のフェラーリが量産体制を持っていなかったことと、クルマを売ることより、売って得たお金でレースカーを作りレースで勝つことの方に全力を注いでいた為だからでしょうか。本当にこの頃のフェラーリは、レースカーの開発費用を稼ぐために、自社のクルマを販売していた、という感じだったみたいです。 このモデルは1955年のシリーズ１になるみたいですが、大きなテール･フィンと派手なメッキ･パーツなど、いかにもアメリカ人の好みにイタリア人が迎合しようとして作ったスタイル、と溜口を聞かされそうですね。それでもこのデザインは、アメリカ人の作ったものではなく、やはりイタリアン・テイストのマカロニ･ウェスタン。ぼくは、結構好きです。多分ボディのデザインはワン･オフのものなのでしょうが、モデル名になっている『電話番号（？）0761番 ワックス博士』とは、一体何者なのでしょう？インターネットで検索して見ましたが、ヒットしませんでした。ズバリこのクルマの写真が、ネコ･パブリッシングの『ワールドカー・ガイド３ FERRARI』 の75ページに掲載されていますが、具体的なキャプションは付いてません。 |
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| もうひとつの４１０スーパーアメリカ → Ferrari 410 Super America 1956 (MR Collection, 1/43) |
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