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Ferrari 250 TR59/60 1960 Le Mans Winner |
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| 1960年度 ルマン ２４時間レースの優勝車です。この年から６年連続優勝、ルマンにおけるフェラーリの黄金時代の幕開けでした（1961年
フェラーリ 250TR61、62年 330LM、63年 250P、64年 275P、65年 275LM）。ドライバーは、オリヴィエ・ジャンドビアンとポール・フレール。ポール・フレールはこのレースを最後の花道として引退、その後
著名な自動車ジャーナリストとしての道を歩みます。走行総距離は 4217.527km、平均速度は
175.730km/h でした。 ”TR”とは、「テスタロッサ」、イタリア語で「赤い頭」の略です。フェラーリは、当時市販の250GTの SOHC 2バルブ 3リッター V12 エンジンをベースにレーシング･モデルのエンジンを開発しましたが、このカムカバーが赤く塗られているところから、このエンジンを搭載した車をこう呼びました。 |
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| この年のフェラーリのライバルは、細い鋼管のスペース・フレームで有名な、カモラディ
USAチームの マセラティ・ティーポ 61 バードケージ（鳥篭）でした。当初はレースを圧倒的にリードした バードケージは、やがてエンジン･トラブルなどで消えていきました。 TR60は、モデルでも目立つ大きなウィンドウ･スクリーンが特徴ですが、これはこの年より速度抑制策として、車体全巾を覆い 高さが35cm 以上、機能するワイパーを備えたウィンドウがレギュレーションに加えられた結果です。これ以外にも、最小 スーツケース一個分のラゲッジ･スペースなども義務付けられました。 |
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| このモデルは、大阪の『Model Garage Romu』 の専属フィニッシャー、田辺 進氏の作品です。恐らく埋めてからまた、掘り起してあると思われる シャープなボンネット、ドアなど各部のライン、ごく自然に作り込んだ細部工作に、美しい塗装が、とても上品な仕上がりを見せています。1/43 レジン･キットの仕上がりの見本のような出来です。 | |
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