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Bugatti T41 Royale "Esder" Roadster 1932 |
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| 世界一の車を作るんだというエットーレ･ブガッティの夢の結晶、王侯貴族のために作られた車、コストを無視した、歴史上 最も高価で豪奢な車の筆頭に挙げられる（当事、ロールスロイス ファンタム Ⅱ の三倍の値段だったとか）ブガッティ T41 ロワイヤル。車の横に立っているのは、エットーレのお洒落な長男 ジャン。着ているのは、当時のゴルフ･ウェアです。 | ||
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| このロワイヤルの生産台数は6台だけですが、なんと全てが現存します。ボディは一台一台、注文によりデザインされ、製作されました（この頃の高級車はそれが一般的でした）。このモデルはその6台のうち、最初に市販されたロワイヤルで（実際に市販されたのは、6台のうち3台だけ。あとは売れ残った）、ジャン・ブガッティ自身のボディ･デザインと伝えられています。 | ||
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直列8気筒12,763c.c.（！）の巨大なエンジンを搭載（つまり、一気筒だけでも1595cc.！）、ホイール･ベースは4.3～4.45mに及びます。このエンジンは
3トンの重量のT41を時速150kmまで引っ張りましたが、技術的にはいろいろと問題も多かったようです。そのため、「歴史上、最も美しく偉大な失敗車」、なんて言う人もいるようです。 ロワイヤルのラジエーター・グリルのマスコットは、後足で立ち上がり鼻を天に伸ばした巨象の彫刻ですが、これはエットーレ・ブガッティの弟、レンブラントの作品から取られたものです。ブガッティ家はもともと芸術家の家系で、レンブラントも当時、才能豊かな動物彫刻家として知られていました。 うちの母親のタイ旅行のお土産のガラスの象の群れと一緒にディスプレイして見たら、雰囲気がぴったりで気に入っています。 コンパートメント後方、リアボディ上面のハッチには、格納式のランブルシートが納められています。 |
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