|
Bugatti T57S Corsica Cabriolet 1936 |
|
 |
|
| タイプ57は、恐らくレーシングカー以外では最もよく知られたブガッティでしょう。特に、最も美しい歴史上の車をリストアップする際には、必ず登場する T57SC アトランティーク・クーペは有名です。 またT57は、1934年から1940年まで（一部は戦後になってからも）680台と、ブガッティとしては最も多く生産されたモデルです。直列8気筒 ツインOHC 3.3リッター（3257cc.）のパワーユニットを備えたT57は、美しいコーチワークのスタイルと共に、長距離ツーリングカーとしての信頼性を兼ね備えていました。また、流線型の特徴的なボディを持ったコンペティション・ヴァージョンのT57SタンクとT57C（または57G）タンクが、1937年と1939年のルマン24時間レースで見事優勝を果たしています。 |
|
 |
|
|
T57には、いくつかのタイプがあります。 1936年に登場したT57Cは、通常のモデルにスーパーチャージャーを装着したもの。同時に発表されたT57Sは、低い車高にショート・ホイール・ベースのスポーツモデルで、高出力型エンジンを搭載していました。T57SCは、57Sにスーパーチャージャーを搭載したモデルで、1937年に登場しますが、この57Sと57SCは優れた性能と美しいスタイリングにも拘らず、恐らくはその高い生産コストにより、翌1938年には生産が中止されます。 |
|
 |
|
| T57には、美しく特徴のあるボディが数多くありますが、レジン製ハンドメイドの完成品専門メーカーであるHecoは、実車に合わせ色々なタイプの華麗な
T57モデルを発表しています。 その中でこの、ロンドンのコーチビルダーであるコルシカが手掛けたボディを持つ 57S カブリオーレは、低い車高とともに最もスポーティなスタイリングのものでしょう。深みのある落ち着いた赤と明るい朱色のツートーン･レッドの塗装はアメリカ人が好きそう。ダッシュボードやドア･パネルが、印刷した紙を貼っただけのあっさりした作りなのが残念です。 |
|
 |
|
| もう一台のT57を見る。 → Bugatti T57S Atalante Roadney Clark (Heco, 1/43, “My Collection Gallery” |
|
 Gallery へもどる Entrance |
